ピンクパンサー各話解説

1〜10話

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<注意>

「あらすじ」を全部読むと、ネタばれしてるためストーリーの結末が分かってしまいます。
あらすじ前部がストーリーの紹介で、横線を挟んで後部がオチを含む解説です。

まだ見ていない話の「あらすじ」を読む場合は、横線前までをお読みください。


第1話 ピンクに塗ろう
The Pink Phink
パンサーのセリフ:なし
その他セリフ:なし
登場人物:パンサー、白いおじさん
あらすじ

あるおじさんが、家全体を青色に塗装しようとしていた。
そこに現れたピンクパンサーは、ピンクに塗装させようと思い、あの手この手で家全体をピンクに
塗らせるよう仕向けた。



色々試した挙句、うまく青に塗れないおじさんは怒ってやけになってしまい、ピンクパンサーの仕向けた手口により
まんまと家だけでなく周りの草花さえも全てピンクにしてしまった。
その結果、ピンクパンサーにとって理想の家となり、ピンクパンサーはその家に住む事にしたというお話。
解説

記念すべき第1話。元々ピンクパンサーは、映画版ピンクパンサー(実写)の前座として登場したが
そのときの話がこれだったかは不明。
この作品は、「アカデミー賞短編アニメーション賞」を受賞したことで有名。
オープニングは普通のピンクパンサーより曲が短めで、オープニング・エンディングともにテイストが普通のピンクパンサーと少し違います。
壁にペンキを塗るところは、今のアニメにはあまりない、まるで画用紙に絵具を塗るような感じで所々ムラや隙間があって「手作り感」いっぱいで大好きです。
あと、スプリンクラーで部屋全部をピンクに塗りなおすところは、なんとなくミスタービーンの一場面を彷彿します。
もちろんこちらが先でしょうが、どの手口もミスタービーンぽいです(ミスタービーンの原点かな?と感じた)。
今回のパンサーは、白いおじさんに負け無しです。

<ピンクパンサーの手口一覧>
・青に塗っているおじさんのところに、ペンキをピンクのものと塗り替え、そのまま塗らす作戦。
・ドアを開けると、そこには青のペンキがあったが、取った瞬間パンサーがドアを開け挟まれてしまい、青いペンキをぶちまけてしまう。
・青いペンキを塗ってるそばで、まだ塗っていない部分をピンクに塗る。そして、それに気づいてピンクの部分を再度青で塗ってるときに、さっき塗った部分をピンクに塗りなおす。
・柱を塗ってる反対側からピンクに塗りなおしていく。最終的に、追いかけっこしながらピンクに塗っていき、青とピンクの縞模様にしてしまう。→足跡が残り、その足跡からおじさんは「ねずみの仕業では?」と勘違いする
・パンサーはおじさんが見ていないところでピンクに塗っていたが、見つかりそうになったので同系色であるため壁と一体化する。→逃げたときにパンサーのあとが残ってしまい、おじさんはでかいねずみではと勘違いする。
・でかいねずみ用のわなを仕掛けられるが、身につけていたメジャーを引っ張られてしまい、おじさん自らその罠に引っかかってしまう。→罠用のチーズは、本当のねずみがまんまと頂く。
・ドアを塗ってたら、半分をピンクに塗られてしまい、最後はでかいハケで一気にドアを塗ったが、裏返されてピンクになってしまう。
・階段を青で塗り終わったところ、上からピンクのペンキを流され、全部ピンクになってしまう。
・やっと内部を青に塗り終わっておじさんが出て行ったあと、パンサーがスプリンクラーを使って一気にピンクに塗り替えてしまう。→パンサーの姿も確認されてしまい、この辺でおじさんがキレる。
・キレたおじさんが拳銃を持ち出して外に出たところ、こっそり銃口からピンクのペンキを入れ、中にいるパンサーを見つけて発砲、うまくよけて当たった所がピンクになり、あちこち出現して外部も全てピンクに塗らせる。
・さらに怒ったおじさんは、ピンクのペンキを全て地面に埋めてしまうが、そのペンキを吸った周りの草花や土、木達が一気に全てピンクになってしまう。
・さらに空や太陽までピンクになって、喜んだピンクパンサーは「売り家」の看板を速攻外し、「パンサーの家」というポストを取り付け引っ越した。
・おじさんもパンサーによりピンクに塗られてしまう。

(はっきりいって、こんなの記念すべき1話目だから書いただけで、今後ここまで詳細に書くことはないでしょう)



第2話 おやすみなさい
Pink Pajamas
パンサーのセリフ:なし
その他セリフ:なし
登場人物:パンサー、肌色おじさん、おじさんの知り合い
あらすじ

時刻は深夜、ピンクパンサーは眠くなり見つけた格安ホテル。しかし、そこでは断られてしまい、偶然鍵を拾ったら、なぜか突如ドアが出現し、とりあえずそこに入り泊まることにした。
さて、寝る準備をして、いざベットに入ると・・・



そこは人の家だった。その家の住民(肌色おじさん)が酔っ払って帰ってきて、ベットに寝ようとするがうまいことパンサーは見つかることはなく。知り合いのおじさんも来て、最終的にはパンサーの姿を見てしまうがその事が信じられず、2人とも外に飛び出していった。かくして、まんまとパンサーはこの家に一人で泊まることができたというお話。
解説

かなり省略して「あらすじ」を書いているが、補足すると
肌色おじさんはベットにいったん入るが、寒い事に気づき湯たんぽを入れた。すると熱さにびっくりしたパンサーがベットから出てきた。
その姿に驚いたおじさんは(まあピンク色の豹なんて見たら誰でも驚くよ)、知り合いに助けを求めた。
しかし、知人は、おじさんの酒臭さを見て、「酔って幻覚を見てるせいだ」と諭し(おそらくこのおじさんは酒乱なんだろう)、持っている酒を全て捨てるよう指示。
そして、健康の証に牛乳で乾杯していたら、パンサーが毛布を引きずってあらわれ、これを見た2人が「こんな信じられる事はあるか」とばかりに、酒でも飲んで忘れようとするが、その酒は既にゴミ収集車に回収されてた。
それを2人が追って出て行ったため、パンサーは静かにこの部屋に泊まる事が出来た。

という感じ。
この話では、実はパンサーは服を着ていたことが判明!あの姿は服を着た姿だったのだ!
といっても、脱いでもまったく同じ格好である。いかにも「カートゥーンの法則」である。
他にも、おじさんは帰ってきたばかりで電気をつけようとするが、パンサーは寝たいので消す、の繰り返し、最後はパンサーが電球を吹いて消す(ローソクじゃないのに?)、しかしおじさんはマッチで電球をつける、という絶妙な小ネタも多い。



第3話 真夜中のデパート
We Give Pink Stamps
パンサーのセリフ:なし
その他セリフ:なし
登場人物:パンサー、白いおじさん、代わりの清掃員
あらすじ

ピンクパンサーは、閉店後のデパートに寝泊りすることに。しかし、掃除のおじさんがやってきた。
そこでピンクパンサーはちょっかいを出し、色々な掃除の邪魔をすることに。



おじさんは度重なるいたずらに耐えれなくなり、この仕事をやめることにした。
邪魔者を追い出したピンクパンサーは一安心。さあ落ち着いて寝れる、と思ったところへ代わりの新しい清掃員がやってきてしまった。また一からいたずらのやり直しというお話。
解説

この話は、トラの敷物が話の鍵を握っている。
途中、車のおもちゃで通路を爆音を立てて颯爽と走るパンサー、音に気づいておじさんがドアを開けると、ピタッと音はやみ、ドアを閉めるとドアにぶつかった車が押しつぶされてて壊れる、と言う場面があるが、この今まで爆音がしてたのに「ドアを開けた瞬間にピタッと音がやむ」というメリハリが、ピンクパンサーの魅力の一つだと感じた。

トラの敷物は、最初パンサーのよい隠れ家だったが、「ピンク・パッション」という香水をつけたパンサーのにおいにつられて、死んでいるはずのトラが動き出してしまう(結局閉じ込められてしまうのだが)。
そのため、今度はくまの敷物で寝ているところに代わりの清掃員が来てしまい、今度はくまの敷物に隠れて追い出すためのいたずら開始、で永遠続くようなループ的な話になっている。




第4話 ダイヤル“P” を回せ
Dial 'P' For Pink
パンサーのセリフ:なし
その他セリフ:なし
登場人物:パンサー、強盗
あらすじ

ある強盗が、金庫を盗みに家に侵入。しかし、そこに住んでいたのはピンクパンサー。
といっても家に住んでるわけではなく、金庫の中に住んでいた。強盗はあれこれ金庫破りをしようとするが
中にはツワモノピンクパンサーがいる。はたして金庫はやぶれるのだろうか。



結局金庫は破れず、金庫ごと持ち出すことに。だが、途中でピンクパンサーに見つかってしまう。
無理やり持って帰ろうとするが、これまでの経緯から中に爆弾があると予想。パンサーに返した。
しかし、あまりにもパンサーがあっさり持って帰っていったので、安全だと思ってさらに奪ったが逃げたところで爆発。
裏の裏を読んでしまい失敗、ピンクパンサーは1枚も2枚もうわてだったというお話。
解説






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